イカーにとってのMTB・・・ハイカーズ・シミュレーション

  
  ハイカーを見かけたら、MTBから降りて、通り過ぎるようにしましょう。というのは、みなさんも知っていることと思います。
では、もう一歩突っ込んで、ハイカーにとって「マウンテンバイカーをどのくらい怖く感じるか」については、意外と知る機会はないのではと思います。やまみちアドベンチャーのツアーでは「ハイカーズ・シミュレーション」と称して、このようなことを体験して頂いています。
  仲間どうしでも、街中でも簡単にできますので
よかったらやってみてください。



≪準備≫
ハイカー役の人(何人でも)、マウンテンバイカー役の人(1〜2人)

≪ハイカーズ・シミュレーションの方法≫
1)道端にハイカー役の人が並び、一人ずつの間隔は50cm程度で、全員が同じ方向を向きます。
 ⇒小学校でやった「前習え」のような感じです。
2)ハイカー役の人は、適当に談笑していてください。
⇒MTBがいつ来ること自体が、まったくイメージにない状態でいてください。
3)ハイカー役の人たちの後方から、マウンテンバイカー役の人が、MTBに乗って通り抜けてください。
ダメ押しで(?)、もう一人のマウンテンバイカー役の人が、通り抜けてもよいと思います。
⇒このときに、音もなく、突然、通り抜けるというのがポイントです。
⇒使用するMTBには、鈴などが着いていないものを使ってください。
⇒スピードは、特に速くする必要も、遅くする必要もありません。普通でいいです。

このときにハイカー役の人は、マウンテンバイカーに対して、どんなことを感じる(感じた)でしょうか?
また、走行スピードはどのくらいに感じるでしょうか? 
マウンテンバイカーが、走行スピードを伝えて、そのギャップを確認し合うことも、大切だと思います。
さらに、続けてみましょう。

4)最初に行った方法は、いわば“不意打ち”状態です。
今度は後ろから通過するときに、マウンテンバイカーは「すみませーん、通りまーす」などと、声をかけてください。
後方から通過する(追い抜く)だけでなく、前から行って、すれ違う状態でもよいと思います。


≪ハイカーズ・シミュレーション後≫
“不意打ち”状態よりは「マシ」でしょうが、やはりハイカー役の人は、恐怖、脅威を感じると思います。
ツアー中にこの体験をして頂いたときに、「マウンテンバイカー、けしからん」といった方もいらっしゃいました!
マウンテンバイカーの走り方によっては、そう思われることも十分に考えられます。

以下、体験した皆さんの感想です。
・MTBが来ると分かってはいても、やはり突然通過された感じ。とても怖かった。
・なんの予想もしていないハイカーにとっては、もっと恐怖に違いない。
・正面からMTBが来たときは、予測ができたが、やはり怖いと感じた。
・マウンテンバイカーが通過した後に、そのスピード(時速5〜10km)を聞いて、あまりの遅さにびっくりした。
・マウンテンバイカーはゆっくり走っているつもりでも、止まっているハイカーのすぐ脇を通り抜けるときは、ハイカーからするととても速く、そして怖く感じた。

ハイカーとMTBのハンドルとは、10〜20cmくらいしか離れていません。ハンドル、あるいはハンドルにつけられた角のようなバーエンドは、ハイカーから見れば「突起物」です。しかも金属。それが生身の体の、わずか10〜20cmのところを通っていくのですから、ハイカーはとても怖いと感じるのは当然のことです。マウンテンバイカー自身がこうしたことを感じる機会は、実は非常に少ないと思います。


これらのことから、やまみちアドベンチャーでは、以下のことを提案しています。
1.ハイカーと出会ったら、速やかにMTBから降りて、通過、あるいはすれ違う
ただしハイカーが道端で避けて待っているときには、乗車したままで、ゆっくりのスピードで通過し、笑顔で挨拶する。丹羽の場合、立ち話〜話し込む(!)、ということも多々あります。

2.ウエアは明るく、目立つデザインを選ぶ
ハイカーから認識されやすいという意味です。ではありますが、里山を走るときはスポンサーのロゴがたくさん入った、いわゆるレースをイメージさせるウエアはできるだけ避けた方がよいかもしれません。以前ハイカーにアンケートをしたところ、レーシングジャージを脅威に感じるという人は多かったのです。

3.ミラーのサングラスは避ける
ハイカーにとって、こちらの目が見えない=脅威、と感じることが多いということです。


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